街森研究所

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異常に高い土木研究センターのコピー料金

我が国の街路樹IV


 今日、「わが国の街路樹V」という資料を取り寄せた。国土交通省国土技術政策総合研究所の緑化生態研究室というところが5年おきに出しているマイナーな資料だ。googleで検索してみても十数件しかヒットしない。それはさておき、今日ここで訴えたいのは、そのコピー代の高さとおかしな料金計算方法についてだ。

 わが国の街路樹Vを入手するには、財団法人土木研究センターという所から注文しなければならない。ここで資料を取り寄せる場合、1ページにつき52円の料金(送料別)が発生する。我が国の街路樹Vの場合、全部で235ページあるから、全ページ注文すればなんと12,220円という高額な料金になる。公的な資料をモノクロコピーするだけなのに、立派なカラー大図鑑が買えるほどの料金がかかるのだ。また、「発送不要な場合は1ページにつき36円」とあるのだが、この場合は8,460円となり、前者より3,760円も安くなる。宅配便の送料はせいぜい1,000円前後だから、この差額は異常である。そもそも、何ページコピーしても送料は一定(重量オーバーしない限り)なはずなのに、この計算方法だと、注文するページ数が多ければ多いほど割高になってゆく。しかも、1ページ52円でも送料は別なのだ。

 理解不能な料金設定に対しFAXで問い合わせたところ、責任者らしき人から電話がかかってきたので直接聞いてみた。すると、「発送するための手間や梱包代、また、冊子化するための費用もかかるのでこの料金にしました」とのことだ。地方自治体や民間の出版社などでは、このような手数料を取っている例を聞いたことがない。反対に、「○千円以上購入すれば送料無料」というサービスが今や常識化しているのに、土木研究センターの場合は注文ページ数が多ければ多いほど手数料も高くなるのだ。どう考えてもおかしいことばかりだが、これがまかり通るのがいわゆる特殊法人の常識なのだろうか。とりあえず、「常識的に考えてこの料金設定はおかしいので改善して下さい」と言っておいた。

 補足だが、国土交通省緑化生態研究室のホームページを見ると、わが国の街路樹Vの「概要版」が公開されている。概要版だけでなく、全ページをPDFファイル等で公開してくれればいいのに、なぜしないのだろう。税金で調査した公的な資料だと思うのだが、こうしたところだけは立派な営利団体のように見える。いやいや、私があまりに批判的なだけだろうか・・・

わが国の街路樹V 概要版
http://www.nilim.go.jp/lab/ddg/siryou/gairojyu/frame.html

(財)土木研究センター コピーサービス
http://www.pwrc.or.jp/copy.html

国交省にわが国の街路樹Vをweb完全公開するよう要望メールを出したところ、4日後にPDFファイルで無料公開されました。
http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0149.htm