街森研究所

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花見の混雑緩和に向けてカワヅザクラのススメ

ハーブガーデンのカワヅザクラ


 早咲きのサクラが満開というニュースをあちこちで聞いて、仕方なく見に行ってみることにした。花への関心が低い私は、この時期わざわざサクラを見に出かけるのは初めて。場所は、新聞の地方版で知った神奈川県松田町の松田山ハーブガーデンに決めた。早咲き品種のカワヅザクラ河津桜)が約100本植えられているという。

 で、朝11時に現地に行ってみると、平日午前中というのに駐車場入口がすごい渋滞! こりゃたまらんと、近くの裏道にちょっと路駐(他にも路駐車がたくさん)させてもらって、階段でハーブガーデンのある丘に登った。すると、その丘の下から上までピンク色のカワヅザクラがびっしり! しかもほぼ満開状態でちょうど見頃を迎えていた。樹下には緑の草っぱらが広がり、お弁当を広げるスペースも結構ある。かなり花つきの良いサクラのようで、モモ並みに濃い花色は、ソメイヨシノとはまたひと味違った趣がある。予想以上にいい。

 温暖化が進み、サクラ開花もずいぶん早くなった昨今、こうした早咲きのサクラがますます全国的に普及するのでは、と予感した。ソメイヨシノが満開になる前にカワヅザクラで花見を済ませておけば、花見期の混雑緩和にもつながる。オススメである。

【今日見た注目種】
カワヅザクラ(満開)、オオシマザクラ(1分咲)、オカメ(2分咲:中井中央公園)、シバザクラ(1分咲:中井中央公園)、ギンヨウアカシア(満開:震生湖)、ダンコウバイ(4分咲:震生湖)、バリケン(鳥:震生湖)、キンクロハジロ(鳥:震生湖)、マガモ(鳥:震生湖)、シロハラ(鳥:震生湖)