井田海岸で今年最初で最後の素潜り
達磨山から西へまっすぐ下っていくと、御浜岬(みはまざき)に出る。そこから少し北上すると、井田海岸(いたかいがん)という石ころの浜がある。静かな浜で透明度が高いと聞いてやってきた。が、見ての通り、海岸線の地形は単調で、透明度も普通、魚種も特に多くなく、やや期待外れだった。とはいえ、仕事と関係なくアウトドアを楽しむことがしばらくなかったので、久しぶりにのんびりできた。クラゲがほとんどいなかったのも良かった。海岸からは、やはり富士山が見えた。
波打ち際で休んでいる時、ふと目に付いたマツバガイをはがしてみた。石にくっついているカメの甲羅のような貝である。このマツバガイを、石の上に逆さまに置くとどうやって起きあがるか試してみたけど、結果、起きあがれないことが分かった。アワビのような体をにゅるにゅる動かしてもがく姿は、かなり苦しそうである。そのうち、大きな波しぶきに当たって流された。