街森研究所

街や森で出会った木々や生き物、出来事などを紹介しています

お茶入りました

 今年のGWは学生時代の同級生と静岡の友人宅を訪ねた。1日目は安倍川でバーベキュー、夜は静岡おでん屋で飲み、2日目は静岡市内の観光地めぐり。静岡といったらお茶でしょう。日本平を訪れた時に「お茶摘みできます」の看板を見つけ、惹かれてしまった。チャノキなんて日本各地に野生化してるけど、お茶摘みが体験できるのは貴重!ってことで、500円払ってやってみること。

 なんてことはない。こぢんまりしたお茶畑でひたすらチャノキの若芽を摘むのだけど、ひとつひとつ手で摘むから意外と時間がかかる。小さなビニール袋がいっぱいになるまで約10分摘んで終了。せっかくだから持って帰ってお茶を作ってみたいと思い、お店のおばさんに尋ねると、「お茶なんて作れないよ。摘んだ葉は天ぷらにして食べるしかないんだから」と愛想のない返事。

 そんな言葉は無視して、さっそくお茶づくりにチャレンジ! ネットでざっと作り方を調べてみると、要は蒸してから乾燥させればいいみたい。蒸し器で数分間蒸すと、早くもお茶のいい香りが漂う。いい感じ。それをウチワであおぎながら冷まして、キッチンペーパーを広げたお皿に広げて電子レンジで1分チン。取り出してまたウチワであおぎ、キッチンペーパーを取り替えながら5、6回繰り返すと、かなりパサパサに乾燥してきた。でも、お茶っ葉が団子状にかたまってしまうので、包丁で適当に刻んで、今度はフライパンで超弱火で数分間煎ってみた。はい、できあがり。ここまで約1時間。本来はこんなに短時間では到底できないはずだ。

 ワクワクしながら熱湯を注いでみると、おっ! 鮮やかな黄緑色が出ました!! なんだ、やればできるじゃん。と感動して試飲してみると、クセもない、味もない、香りもない(わずかにコゲた香りがある)・・・とっても飲みやすいお茶が入りました(汗)