CO2を最もよく固定する樹木は何か?
環境系の雑誌『ソトコト 12月号』に記事を書きました。特集「森の魔力」内の「CO2固定のための樹木カタログ」という4ページ記事ですが、本文の内容は、最近ブームの植樹活動にまつわる誤解や、我が国の木材自給率の低さ(20%)、海外の違法伐採にまで触れています。もちろん、各種樹木が何kgのCO2を固定できるのか、その具体的数値や計算式も紹介しています。私自身、いろいろ勉強したり取材しながら書いたのですが、特にCO2重量の算出方法に関しては、正直、目からウロコでした。
(樹木のCO2固定量の計算式詳細については以下の森林総合研究所のPDFを参照下さい)http://ss.ffpri.affrc.go.jp/research/ryoiki/new/22climate/new22-2.html
今回の記事、今までになく熱を入れて書きました。というのは、森林や木材利用に関する世の中の誤解、無知が多いこと、そして海外の違法伐採や日本の人工林荒廃に対する問題意識を強く持っていたからです。こういう記事制作に関われたことは、メディアに携わる人間として一番のやりがいを感じる瞬間です。お陰で、今は後回しにした仕事が山積み・・・
ソトコトという雑誌は、電力会社の広告塔になってしまっているという問題もありますが、環境意識の高い読者が多く、先進的な内容も多いので、環境問題に関心のある人はぜひ読んでみてください。
SOTOKOTO (ソトコト) 2007年 12月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 木楽舎
- 発売日: 2007/11/05
- メディア: 雑誌
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