街森研究所

街や森で出会った木々や生き物、出来事などを紹介しています

冴えない地図帳ばかり

conokix2004-07-27


家で何かと地図を開くことが多いので、思い切って大きな地図帳を買おうと本屋にでかけた。私は昔から地図帳が大好きだが、最近は学校の参考書用以外にも新しい地図帳がたくさん発売されている。しかし、以前から何度も立ち見しているが、どうもしっくりくるものがない。今日もそうだった。

10種類近くある新しい地図帳を見比べていると、2つのタイプに分類できる。観光情報や都道府県データ、都市拡大図などを多く載せた新興派と、昔ながらの史跡名勝や等高線、地名などを多く盛り込んだ保守派だ。前者はよくデザインされているが肝心な地図情報が乏しく、パンフの地図みたい。後者は地図情報が豊富だがデザイン的に見にくく、何十年も前に発売された地図を見ているようだ。私は両者の中間タイプの地図帳が欲しかったのだが、残念ながらそのようなものはなかった。

ふと隣の棚を見ると、道路地図が多数並んでいる。全国版の分厚い道路地図を開いてみると、うん、この方がずっと使えるかもな・・・てことで結局その道路地図を買った。3400円也。道路地図は地図帳に比べると実用性が非常に重視される。そのせいか、ユーザーの声がよく届くのだろう。詳しい地図情報もほどよく載っており、デザイン的にも見やすい。しっかりしてくれ、地図帳業界。