街森研究所

街や森で出会った木々や生き物、出来事などを紹介しています

おつりを最小限にする

今日のレシート


今日スーパーで買い物をしたレジでのことである。お買い物金額は合計3,643円。私は財布の中から5,155円を出してレジの台に置いた。レジのおばさんは、レジに表示された合計金額と、私の差し出したお金を何度か見合わせ、不安そうに金額を入力する。

ジャリーン!

レジに表示されたおつりの金額は1,512円。おばさんは、いちいちその数字を確認しながら小銭をそろえて、おつりを渡してくれた。

なんてことない話だが、これは、財布の中の小銭が最少枚数となるように支払った結果である。3,643円の代金に対し、5千円札のみを出せばおつりは1,357円(=お札1枚+硬貨7枚)。それが、5,155円を出せばおつりは1,512円(=お札1枚+硬貨4枚)になる。おつりの硬貨が3枚減るだけでなく、支払いに3枚の硬貨を使っているので、合計6枚の硬貨を減らすことができるのだ。ところが、このような微妙な金額を差し出すと、今回のようにレジの人が戸惑うケースが多い。というか、私の経験ではほぼ100%の人が戸惑う。これは意外な発見であった。レジの人は、いつもお金のやりとりをするのが仕事なのだから、おつりの計算やパターンに熟練しているのかと思いきや、そうではないようである。同時に、私のように微妙な金額を差し出す人も相当珍しいということだ。これも、現代人がレジや電卓の自動計算に頼りすぎた弊害であろうか?

かといって、私もレジの人が戸惑う姿を見て楽しむほど悪趣味ではない。手計算で行う八百屋のおっちゃんなどに支払う時は、こうゆう妙な金額は出さないようにしている。しかし、もうちょい暗算能力を鍛えてたいものだ。私は、お金を差し出してからレジに入力されるまでの間に、おつりの金額を先に暗算で割り出すようにしている。