街森研究所

街や森で出会った木々や生き物、出来事などを紹介しています

炭火バウムクーヘン作りが大人気!!

conokix2005-04-30


 先日練習をした炭火バウムクーヘン焼きの本番を迎えた。川崎市幸区で行われた市民イベント、ネイチャーフェスティバルの一角で、「自分で焼く 炭火バウムクーヘン」の看板を掲げて出店したのだ。用意した生地は合計約14kg、1本(約500g)300円。完売しても材料費、小道具費の元が取れる程度だ。

 まあ、全部生地がなくなれば帰りも楽だしいいな、と思いつつ、サンプルとして1本自分で焼こうと思ったら、朝10時のイベント開演と同時に早くも親子連れが「焼かせてください」とやってきた。これはよい出だし!と、さっそく300円いただいて焼いてもらった。青竹に生地をたらし、炭火の上で回してバームクーヘンを焼く様子を見て、次々と通りかがりの親子が集まってくる。出来上がったバウムクーヘンを切るときや、竹を抜くときの注目度も高い。この第一客以来、用意した4〜5本の竹はフル稼働で、お客さんは常に30分〜1時間待ち(4〜6組待ち)の大人気。お客さんの反応も上々で、午後2時半には見事に完売。やりがいのある大成功だった。

 本日焼き上げたバウムクーヘンは計28本。焼く人の性格によって、デコボコしたものや、滑らかできれいなものなど個性豊かだが、失敗作はひとつもなく味の評判もよかった。貼り出したレシピをメモったり携帯カメラで撮る人も多く、関心の高さが伺える。ただ、焼く前の輝いた表情と、焼き終わった後のぐったりした表情の差を見るのも面白い。見た目は楽しそうでも、実際にやってみると炭火がかなり熱く、煙もかぶる上に、延々30〜40分も竹を回す作業は決して楽ではないのだ。特に母親と小さなお子さんの2人連れにはつらい。むしろ、夫婦と子供2人とか、2組の家族で1本のバウムクーヘンを焼いた方が、交代できるので疲れないし、楽しく盛り上がるようだ。ま、木が年輪を積み重ねるように、時間をかけて苦労してバウムクーヘンを焼き上げることに意義があるのだから、よいとしよう。

【今日の材料(28本分)】

(1本分/生地500g、20cm×厚さ2cm、約10層、3〜5人分、標準焼き時間30〜40分)